(image: 埼玉県川越市)
今日は大学時代の友人と久しぶりの再会。
川越駅駅周辺は、その風情ある街並みから「小江戸」と呼ばれている。
徳川家康が、北の要地として定めたことから、
その様に呼ばれ始めたという事だ。
川越グルメや有名な芋スイーツを堪能した後、向かったのは「松本醤油」さん。
(http://www.koedokko.net/meiten/02matumoto/matumoto.html)
ここでは醤油の蔵を見学させてくれるとの事で早速入ってみる。
木と醤油の香りが何故か心地よく、歴史の趣を感じる。
ここでは醤油の醸造の方法や歴史を学んだ。
ここ川越では最盛期50以上の醤油蔵が存在していたが、現在では
その数を16に減らし、市場にも出回らない貴重なものになっている。
自分も知らなかったが、醤油は大豆、小麦、塩の3つの原料で作られる。
発酵させた大豆、炒った小麦に塩を加えるシンプルな製法だが、
大手醤油メーカーには作れない味、本物の味がここでは味わえる。
説明して下さったお兄さんの話で印象に残っている事は、
「
本醸造」と「
丸大豆使用」という表記についてのトリビアだ。
そもそも醤油の作り方そのものを「本醸造」と言い、
それ以外の製法は存在していない。
即ち、「
本醸造」とは「普通の製法でつくりました」という証なのである。
そして「
丸大豆使用」というのも、そもそも原料の大豆は丸い為、
結局は「普通の大豆を使ってます」という事らしい。
安い醤油等は製造期間を短縮する為、余分な油を抜いた
「脱脂加工大豆」という大豆原料を使用しているらしい。
つまり、自分達がスーパーで良く見かける
「
本醸造 丸大豆醤油!」といかにもな表現の醤油は実際には
「
私、普通の材料で、普通に作られた醤油でございます。」
という事だと知った。無知とは怖いものだ。
パッケージ一つで消費者の心は騙せてしまう。
実際に消費者を騙している訳ではないし、各メーカー可能な限り
品質の高い商品を消費者に届けようと日々努力している。
でも 当たり前の事をさも重大な事のように伝えることも出来る。
自社の業界でも、昨今様々な分野のメーカーが化粧品事業に
参入している。
質が高くない商品でも、その原料に大きなフォーカスを置いたり、
「もちもち」や「ぷるぷる」といった表記はもはや誰でも使える常套句となった。
勿論パッケージやプロモーション等のマーケティングは必要な事だけれど、
本当に良いものをお客さまに届けなければ、それは嘘だなと感じた。
様々な分野に、様々な歴史がある。
非常に面白いし、今後もこのような歴史に触れる機会を増やしたいと思う。