2013年12月8日日曜日

"Change" isn't what it takes place, but what I create.

時が経つのは早いもので。

新しい事業所”インド戦略室”に異動してから2カ月が経過した。


自分が感じている事を書く前に、ざっくりインド戦略室とは何か、

自分が与えられている役割は何かを説明していきたい。

【インド戦略室とは】

インドという市場は、まだまだ未成熟であるものの、10億人を

超す人口と、中間所得層の拡大で今後の成長を約束されている。

化粧品業界だけでなく、日用品、食品、鉄鋼、電気、自動車、家電・・・

様々な外資系・日系企業が市場参入している”激戦区”となっている。

その反面、発展途上国にありがちな法規制の頻繁な改正や、

サービスレベルの低さ、物流システムの未熟さ等課題も多い。

インドの市場や文化、多様性やその面白さは次回以降書いていきたい。


【チームの使命・自分の役割】

さて、自分の所属しているインド戦略室はインド市場の中で

急速な拡大を続ける「中間所得層」をターゲットにしたブランド

を来年4月に発売する為に、「ビジネスモデル構築」「薬事申請」

「物流システム構築」「マーケティング戦略構築」等など、

ブランドのローンチに向けて様々な準備を行う部署である。

その中で自分の役割は、チーム全体のサポート業務(会議設定、

配送関係、支払い関係)やマーケティング業務サポート

(主に来年に実施される企業イベントの推進業務を現地との

やり取りを通じて実現する)という事になっている。

聞こえは中々格好がいいが、まだまだ慣れない事も多く、

日々勉強させてもらっている。



この2カ月は本当に色々な事を感じた2カ月となった。

販売会社とは180°違った環境、風土、考え方に戸惑ったり、

自分の実力の無さに愕然としたり、同期と不必要な比較をしたり、

中々精神的に苦しい時間を過ごした気がする。

同部のグループリーダー(以後GL)は、競合他社からの

ヘッドハントで自社に入った、バリバリのキャリアウーマンであり、

その仕事、考え方、周りの巻き込み方は、この5年間で

一番の衝撃だったかもしれない。この人の下で頑張れば

自分ももっと高みに行けるのではないかと感じている。

又、その他のチームメンバーも優秀な先輩と同期がいて、

その方々から教わる事も多い。いい環境で働いていると思う。


自分のイメージでは(聞いていた話では)2~3カ月はあまり仕事もなく、

それこそ自己研鑚に時間を使うものだと思っていたが、

それは全くの幻想で、実際には非常にタイトなスケジュール、

厳しい市場情勢の中戦っているプロ集団の中に「ポンっ」と

放り込まれたのである。

そういった意味では、自分の中に「甘え」が残っていたんだと思う。

どこか「お客さま」感覚で新しい部署に入ったんだろう。

自分の実力云々以前に、新しい仕事に対する「想い」を

中々持てずに最初の方は待ちの姿勢だった気がする。

仕事に置いて「想い」の無さや「待ちの姿勢」ほど

仕事をつまらなくし、自分の存在意義を無くすものはない。

 その悪循環に自分は陥っていたんだと思う。


ただ2カ月経って、徐々に自分の役割が明確になり、

自分の「想い」が少しずつ形を成し、攻めの仕事が出来るように

なってきている。実際にはまだまだ部に貢献できているとは言い難いけれど。


新し環境や部内で頑張る事も重要だし、その文化に適合していくことも

大切だと思う。けれど、自分に見えている狭い世界だけでなく、

もっと大きな世界の中で、自分がすべき事・したい事をやっていくべきだと

最近は感じている。

周りに同調して、周りと同じ目線の高さで、同じ考え方で生きるのではなく、

そこから思い切り努力して、突き抜けて、その先にある景色を見てみたいし、

そうでなければ、新しい環境にチャレンジした意味が無い。

自分の意思で選択したこの環境、チャンスを活かして成長したいと思う。

そして来年10月に、自信を持って海外の事業所へ。


そんな夢物語を見ている2カ月目の自分。

これからどうなるのかは分からないけれど、どうしたいのかは分かっているので、

その方向に向かって一歩一歩進んでいきたい。


そろそろ2013年も終わりに近づいてきた。

毎年年始に手帳に目標を書き込むのだけれど、

意外と達成している事が多い。

国際事業部への挑戦や、外大でのワークショップもその一つ。

何事も目標に向かって頑張るのは良い事だ。

プライベートにおける目標は・・・。

それはまたの機会にでも。