2013年9月3日火曜日

試飲会の傾向と対策

善し悪しは別として、自身は「営業」という立場ではあるものの、

ある時は「販売員」として、またある時は「イベントリーダー」として

働く事もある。即ちこの業界の営業は「何でも屋」なのである。

(※繰り返すが、これは営業の本質の仕事ではない。善し悪しは別として)


よくスーパーやドラッグストアで見かける「試飲会」だが、

どのように行えば試飲会が成功するのか、自分なりの経験に

基づいて論述していきたい。


【試飲(食)会の本質とは何か】
試飲会の本質は「お客さまに商品を知って頂くこと」にある。

販売は副次的なものであり、とにかく飲んでもらう(食べてもらう)

事を第一に考える必要がある。


【売ろうと思った瞬間、お客さまは離れる】
基本的に、お客さまは「買わされる」事を嫌う為、

少しでも「買ってもらおう」という姿勢が見えた瞬間

こちらに警戒心を抱き、離れていってしまう。

とにかく飲んでもらう(食べてもらう)為にお客さまに

アプローチし続ける事を念頭に置く。

【フラれる事を恐れない】
これは自分が言えた立場ではないが、恋愛と一緒で、

声を掛けなければ始まるものも始まらない。

お客さまに声を掛けて、無視されたり、スルーされたりすると

気持ちが萎えてくるが、それは慣れの問題である。

10人に声を掛けて、2~3人立ち止まってくれたら

それでいいという感覚でどんどん声を掛けるに限る。


【大きな声を出してもお客さまは来ない】
 どんなに商品をアピールするフレーズを練習して

大声を出しても基本的にお客さまからこちらに

来る事は少ない。それではどうするのか?

こちらから声を掛けるのに限る。

気を付けたいのは、とにかく元気に言う事。

「お姉さん、ちょっとこれ飲んでって下さい」

「今日は暑いから、お兄さんの為にコレ冷やしときました」

なんて少し崩した表現の方が立ち止まってくれやすい。

試飲会は興味を引いたもの勝ちなので、

単純に「試飲会やってます。いかがでしょうか」という

フレーズよりも、面白いフレーズや表現の方が良い。

※どんな年齢の方にも「お兄さん、お姉さん」と呼ぶと
角が立たないし、会話も弾みます。


【お客さまの見極め】
100人全員に声を掛けても良いが、見込み客の見極めも

重要だと思います。

基本的にこちらを見て下さる方はお声掛けすると立ち止まって

くれますが、目も合わさない、こちらから離れていくような

お客さまは見込みがないと判断し、声を掛けません。

◆お子様連れはチャンス

子供は基本的に興味津々の生き物である。

「お母さん、なにあれ?」「飲んでみたい」などと

いったフレーズを聞いたらこっちのものである。

お子さんを巻き込んで、お母さんやお父さんも

試飲(試食)しなければならない状況をこちらから作ります。

子供が気に行って「これ欲しい」と言ってくれれば

その商品が高額でない限り、基本的に1つは商品が売れます。

【売らない事が売る為の近道】

とにかく「この商品は良いですよ」とアピールする事。

そして飲んでもらう事(食べてもらう事)

こちらが「売りこみ」をしなければお客さまは自然と

商品を買って下さいます。

そして気付いた事は、結局は最後は「人」であるという事。

少ない時間でその人の心を掴めれば

「お兄ちゃんの為に買ったろう」と買って下さる方も多い。

だから試飲会はこちらが楽しんでやるべき事なのである。
































2 件のコメント:

キサバニー さんのコメント...

非常に勉強になります!先輩!

chigi さんのコメント...

勉強になりました!