先々週(大分前だけれど・・)映画「告白」見ました。
前評判は凄く高くて、正直明るい映画ではないけれど
すごく気になっていた一本。
感想は「
おそろしい!」の一言。
松たか子演じる小学校の教師(森口)が、娘を生徒に殺され、
その事実を終業式のクラス会の中で「
告白」することから全てが
始まる・・のですが
映画の構成として面白かったのは、
松たか子からの目線一辺倒で映画が進むのではなく、
その「
当事者」達のそれぞれの「
告白」を織り交ぜていて、
その1つ1つがパズルのピースのように映画上にちりばめられていて、
徐々にそれらが絵を成してきた時に「あ!こういうことか!」
と驚かされる。こういった構成は凄く上手くて面白かった。
まあ、森口先生の淡々としているが、
執拗なまでの復讐っぷりに
圧倒されたし、映画上で描写されている中学生の
純粋なまでの残酷さや思考回路に「この年の子はこえーなー」
とビビってしまう自分w
「
R15」指定されている理由が分かります。
作者によれば、「
この映画の理解は、映画を観た人に任せる」
という意味深なものでしたが、
それは(少々ネタバレ)最初のシーンであるものを
生徒の牛乳に入れなかったという「だまし」からつながり、
なぜ最後のシーンであれをオブラートに包む構成にしているのか?
(なぜ○○のシーンを回想シーンのようにしたのか)
という観た人に「考えさせる」構成によって理解できます!!
とにかく観て損はない映画だと思いました。
ただ少々テンションは下がりますが(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿