2010年7月11日日曜日

confess



先々週(大分前だけれど・・)映画「告白」見ました。

前評判は凄く高くて、正直明るい映画ではないけれど
すごく気になっていた一本。

感想は「おそろしい!」の一言。

松たか子演じる小学校の教師(森口)が、娘を生徒に殺され、

その事実を終業式のクラス会の中で「告白」することから全てが
始まる・・のですが

映画の構成として面白かったのは、

松たか子からの目線一辺倒で映画が進むのではなく、

その「当事者」達のそれぞれの「告白」を織り交ぜていて、

その1つ1つがパズルのピースのように映画上にちりばめられていて、

徐々にそれらが絵を成してきた時に「あ!こういうことか!」

と驚かされる。こういった構成は凄く上手くて面白かった。

まあ、森口先生の淡々としているが、執拗なまでの復讐っぷり

圧倒されたし、映画上で描写されている中学生の

純粋なまでの残酷さや思考回路に「この年の子はこえーなー」

とビビってしまう自分w

R15」指定されている理由が分かります。

作者によれば、「この映画の理解は、映画を観た人に任せる

という意味深なものでしたが、

それは(少々ネタバレ)最初のシーンであるものを

生徒の牛乳に入れなかったという「だまし」からつながり、

なぜ最後のシーンであれをオブラートに包む構成にしているのか?
(なぜ○○のシーンを回想シーンのようにしたのか)

という観た人に「考えさせる」構成によって理解できます!!

とにかく観て損はない映画だと思いました。

ただ少々テンションは下がりますが(笑)

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