【SNSでの「投稿」は食事やセックスと似た「ご褒美」を得られる】
という研究内容が、先日ハーバード大学の研究チームより発表された。
( http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2877818/8941706)
人が会話において「自分の体験や習慣を他人に伝える」割合は
30%~40%と言われているが、SNSでの投稿時には
それが80%近くになるという。
そこにきて、facebookの「いいね」ボタンなど押された日には
自己を肯定されたと感じ、これ以上ない至高の喜びになるのでは?
事実、自分もSNSで発した言葉に返信や「いいね」があると
少し嬉しいと感じる。ただ、そこに潜む中毒性や表面だけの
コミュニケーションにならないように気を付けなければいけない。
最近「twitter」では、飲酒運転や万引きの事実をあたかも「伝説」
かのようにひけらかしたり、著名人のプライベートを世間に晒す、
さらには個人情報も公にする等の「モラルの欠如」が多く散見される。
「インターネットリテラシー」という言葉はもはや常識となっているけれど、
多くの人がインターネットは現実の世界とかけ離れた「特別な世界」
であると誤認しているが、そこは現実と確実にリンクした場所であり
自分の発した情報の拡散性は現実の比ではなく、だからこそ
きちんと責任を持って言葉は生まなければいけない。
今回この記事を読んで、こういったモラルを欠いた行動が
ネット上で頻繁に起こっているのか少し理解できた気がする。
それは誰の中にもある「自己肯定」の欲求が
現実の世界よりもネットの世界の方が現れるからなんだろうと思う。
facebookの「いいね」ボタンは、SNS上での発言の中毒性を
助長する一つの機能だと思う。基本的にどのような発言・行動にも
「いいね」がクリックされるし、それが嬉しくて投稿を重ねる人もいる。
人が何処かに必ずもっている欲求がSNS上では多く現れるだけの
ことかもしれないけれど、投稿する事の「快楽」に溺れることなく、
責任を持って発言しないといけないと改めて思った。
こうしてブログを書いている自分自身も無意識に
その「ご褒美」を感じているのだけれど・・。
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