2013年5月27日月曜日

Zlatan and Mourinho

常に結果を出し続ける人から学ぶことは非常に多い。

ただ、それは単純にビジネス書だけから学べるのではなく、

スポーツの世界やアートの世界で活躍するプロからも

新しい考え方や哲学を学ぶ事が出来る。






現在、フランスのパリ・サンジェルマンのエースとして活躍する

ズラタン・イブラヒモビッチが書いた自伝「I AM ZLATAN」は

彼がスウェーデンの単なる悪童だった頃から、プロとしての生活、

結婚やビッグクラブへの挑戦や、自分自身の葛藤まで

彼の視点で赤裸々に語られている。

素行の悪さや、横柄な態度でヒール役として知られる彼だが

そこには自分の信念と、勝利への渇望と、スターとしての責任が

存在し、彼なりにチームを勝利に導く為の「想い」を感じる事が出来る。

プロとして出来る限り上を目指す姿や、自分の役割を理解し、

チームの中心として周りをけん引する姿に刺激を受けた。

恵まれた環境で育たず、自身の才能と努力で世界でも有数の

トッププレーヤーとなったズラタン。

ビジネスの分野で使えるかは別として、その貪欲に結果に

拘る姿勢は勉強になった。まさにスペシャルな選手である。



その彼がスペシャルと言い、サッカーの世界では

今一番有名で、実力のある監督の一人が

「ジョゼ ・モウリーニョ監督」である。




FCポルトを、国内及びヨーロッパチャンピョンに導き、

輝きを失っていたチェルシーを常勝軍団へ変貌させ、

イタリアで存在感に陰りを見せていた古豪インテルを

再びヨーロッパチャンピョンに導き、

スペインの最高のチームの1つレアル・マドリード

をスペインリーグの頂点に再び導いた。まさに

「優勝請負人」の仕事を学べるのがこの1冊。

選手との関わり方、メディアとの関わり方、

圧倒的な知識と戦術理解、相手チームの研究

による勝利への方程式の確立。

ビジョナリーカンパニーにも書いてある

①正しい人を選択し、②規律を作り、

③軸をブラさず、勝利ただ一点に向かう姿勢

はビジネスマンも非常に勉強になる内容だと思う。

トップを取る監督は情熱だけでなく、

知識、戦術・戦略、コミュニケーション全てに

おいて優れていないといけない。

自分も、得意な分野を伸ばしつつ、

足りない分野の知識やスキルを付けなければ。


色々と勉強になる2冊だった。








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