2013年3月11日月曜日

3/11

東日本大震災から2年が経過した。

死者数は1万5880人、現在でも31万5000人の避難者

が存在しているという。TVやラジオでは災害を風化させないよう

特別番組を構成している。

あの日、自分は何をしていたのだろう。

得意先のドラッグストアで売り場をメンテナンスしていた所

突如大きな揺れに襲われ、外に出てみると電信柱が

ゴムのように揺れている光景、そこにいた人々が茫然と

する様子等が記憶に残っている。

その帰り道は、交通機関がマヒしたため、道路も混雑し

13時間かけてオフィスに帰ったことも覚えている。


 あれから2年が経ち、放射線の問題や復興被害の問題も

ニュースで知る機会が減り、自分の中でも徐々に風化して

しまっている気がしていた。

しかし、特番を見てみるとまだまだ「復興」は進んでいなくて、

公共事業における人出不足や資材不足の問題、

再開発における区画整理の為の立ち退き問題等

問題が山積みだと知り、改めて今回の災害の大きさを知る。


しかしながら、そこで暮らす人達は自分達の住む町を

1日でも早く元通りにする為に日々努力されているし、

また、様々な分野の方々や著名人の方が「自分に出来る事」

をやろうと継続的な支援を行っている。

悲しい面も多い災害だけれど、それをバネに一層強く

生きている人達の姿に心を打たれる。


自分は被災地から離れた場所で暮らしていて、

家族も無事で、自身も無事で。

被災者の方とは全く違う環境にいる訳だし、

陳腐な言葉で「がんばろう」なんて言える立場でもない。

自分には募金とか、被災地の商品を買うとか、

その様な小さな事しか今は出来ないが、「自分に出来る事」

をやっていきたいと思っている。


また、被災地という枠だけでなく、日本を元気にするためには

一つ一つの業界が、企業が元気になる必要もある。

その数多ある企業の中の、一つの事業所で、

その中の一つの部で働く自分な訳だけれど、

まずはこの会社をより良く出来る為に頑張ることが

自分の役割だと思うし、そのような人が一人でも増えれば

一つの企業に限らず、日本全体が活気づくのではないかと素人

みたいな考えを持っている。


最近特に個人的に意識しているのは「自分の役割」という

ことで、各人が自分に与えられた役割を考え、

行動することで全体として大きな成果に繋がると思う。

簡単な事だけれど、それが出来ないのが歯がゆい所だ。

本当に一人では何も出来ない。

何かをするにしろ、新しい事を始めるにしろ誰かの協力が

必要不可欠。だからこそ「自分一人で頑張る」なんて気負わずに

「自分に出来る事」を責任を持ってやる事が大切だと感じる。


あれから2年、自分も少しは大人になったのだろうか。

時の流れの速さを感じる。













0 件のコメント: